おすすめイヤークリーナ―について


低刺激な犬用イヤークリーナー

タイトルにあります「犬用イヤークリーナー」とは、犬専用の耳掃除をするための洗浄液を意味します。では、なぜ掃除が必要かと申し上げますと耳の中の菌の繁殖を防ぐためです。元々、犬には皮膚のバリア機能が備わっているのですが、ベタつきや汚れがあるのに掃除を怠ってしまうと内部が炎症を起こすことで発症する外耳炎になりやすからです。

耳の中を診られるビーグル犬

外耳炎になりやすい犬種

外耳炎は耳から悪臭を発したり、かゆみや皮膚が赤みを帯びてしまうことで知られています。悪化すると中耳炎になってしまい最悪の場合、手術をしなければなりません。犬種によって形は違いますが、特に日本のように多湿な気候環境で暮らす犬の耳の中は、湿度が高くなり蒸れて雑菌が繁殖しやすくなっています。例えばシェパードやチワワのような立った耳は、外耳道の通気性が良いので蒸れにくいのですがゴミは入りやすく、反対にゴールデン・レトリバーやトイ・プードルなどの垂れた耳の犬種は空気が通りにくいため蒸れやすいのですが、ゴミは入りにくいです。ただし立ち耳のフレンチ・ブルドッグは脂漏体質のため外耳炎になりやすく、こまめな観察をしていただきたい犬種になります。


がっかりしているゴールデンレトリバー

犬用イヤークリーナ―の使い方

人間と違い犬の耳の内部はL字型になっているため、奥の汚れを綿棒などで除去することができません。そこで「犬用イヤークリーナー」を使用します。方法は犬用イヤークリーナーを数滴ほど耳に入れ、耳の根元を数回指でつまんで揉み汚れが浮き出たら清潔な柔らかい脱脂綿などで拭き取るだけです。手を放すとブルブルとシャンプーをした後のように顔を振るはずです。その際に、余分なクリーナーの液体があれば排出されますので心配せずに安心して使用できますが、老犬などは頭を振ることができませんので、掃除はやめた方が良いと思われます。


ドライヤーを充てられる犬

なるべく刺激のないものを選ぶ

また、刺激が強いと皮膚バリアを維持できないこともありますので、アルコール・人口香料・有害な化学物質のない低刺激のものを選ぶことが大切です。ご自身で行うことが難しい場合や犬が嫌がる時は、無理をせず動物病院やペットサロンにお願いしてください。


以上、犬用イヤークリーナ―についてのご紹介でした。


嫌がったり、難しい時は動物病院へ


※画像はイメージです。

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